子育てに自信がない理由や強みに関する記事

子育てに自信がない親が悩む3つの課題!不安になる理由

子育てに自信がない親が悩む3つの課題!不安になる理由

「子育てに自信がない」と悩んでいるあなた、その不安や悩みはあなただけが抱えている者ではありません。現代のパパやママが自信を持てない原因や日本ならでは子育ての難しさ、自信が持てないことへの対処法など、まるごと解説していきます。

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子育てに自信がないのはあなただけじゃない!文部科学省調査による統計結果

子育てに自信がないのは、自分だけだと思っていませんか?子育て中に不安はつきもの。お姑さんに口出しされたり、まわりの家庭や子供と比較されたりなど、実は、子育てに自信をなくして悩んでいるパパやママは多いです。

厚生労働省の「平成21年 全国家庭児童調査」や「平成16年版 少子化社会白書」のデータを基に、子育ての現状を見ていきましょう。

今子育てに自信がない親が増えている!20年でおよそ15%増

悩みを抱えた母親の後ろ姿

赤ちゃんのお世話やしつけ、育児と仕事の両立などパパやママはさまざまな不安や悩みを抱えているものですが、いま、子育て中に自信をなくす人が増えています。

全国家庭児童調査と少子化社会白書の44ページに記されている表のデータを見比べると、平成元年からの20年間で子育てに自信がないと答えたパパやママの割合は、なんと12.4%から27.0%と約15%も増加。

ただしこれは未就学児の親のみのデータで、子育て中の親全体では21.4%と成長共に自信を持てるようになる親が増えることが分かりますが、それでも10%以上の親が子育てへの自信を喪失していることになります。

赤ちゃんや幼児の親の4人に1人は子育てに自信がないことに悩んでいる

平成21年の全国家庭児童調査では27%の未就学児の親が「子供の育て方について自信が持てない」と答えています。

未就学児とは赤ちゃんや入学前の幼児のことですが、特に初めて子育てを体験した人は右も左もわからない状態で、子供を産んだからといって母性や本能だけで赤ちゃんのことがすべて理解できるわけではありません。

ましてやパパはママよりも赤ちゃんと一緒に過ごす時間が少ないため、わからなくて悩むことや失敗して落ち込むことが多いのです。

子供が思春期になると再び自信をなくす親も多い

子育てに自信がないという悩みは幼児期をピークに、子供が大きくなっていくにつれて楽になっていきますが、子供がギャングエイジと呼ばれる中間反抗期に差し掛かかったのをきっかけに再び自信をなくすパパやママが増えます。

小学校1~3年生では19.3%だった子育てに自身のない親が、小学校4~6年生で21.0%、中学生20.6%と一旦増加しますが、高校生等になると13.8%と減少します。

思春期期は心と体の成長のバランスが崩れ、子供が不安定になりがちな時期。パパやママは子供が変わって理解しにくくなったことでイライラし、進学などの将来に対する不安も増えてくるので、子供と衝突を繰り返すなかで自信を喪失していくと考えられます。

なぜ子育てに自信が持てないの?親が自信喪失しやすい3つの課題

キッチンテーブルで子育てに悩む母親

子育てに自信をなくすきっかけは家庭や個人でさまざまですが、統計からは現代のパパやママが次の3つの親としての課題に不安や悩みを抱きがちだということが分かっています。

幼児期はすんなりと通り過ぎることができても、子供の年齢が上がって性格やライフスタイルに大きな変化が生じ、再び自信をなくすこともあるので油断はできません。

子供の勉強|小学校入学後から一気に不安が加速する

時代が変わっても、パパやママが感じる子育ての不安の中でナンバーワンを占めるのは、子供の勉強や進学に関する悩みです。

教育ママや熱心なパパあれば幼児期の早期教育や幼稚園選びから。小学校に入って子供の学習程度が数値で評価されるようになると、「塾に行かせた方がいいの?」「周りのこと比べて成績が伸びない」と、不安は一気にエスカレートします。

子供の進学問題は家庭の経済状況によっても選択肢がわかれるので、ママよりも一家の大黒柱のパパのほうが強いストレスを抱える家庭もあります。

子供のしつけ|入学前の未就学児の頃は一番自信を失いやすい

子供の一生のベースとなる幼児へのしつけは、パパやママが子育てに自信をなくすきっかけとなりやすい大きな親の課題です。

「どう教えるべきか」「こんなことでいいのだろうか」など色々と不安になり、子供に反発されるごとに自信を喪失してしまいます

しつけに対する不安は子供の年齢が上がっても途切れることなく続くため、パパやママの中には子育て期間を通して子供が改善するまで長期間ストレスにさらされる人もいます。

子供の性格やくせ|小学校入学前から卒業まで悩む親が多い

子供の性格やくせに関する悩みも大きいのですが、特に多くのパパやママが自信をなくすのは、小学校入学前から卒業するまでの時期です。

幼児期は家庭で過ごすことが多いため大きな問題しか目につきませんが、小学生になると同年代の子供と比較することが多くなり、お友達同士のトラブルも増えて「育て方がいけなかったのかしら?」「どう直したらいいのかわからない」と悩み、自信を喪失してしまいます。

子供自身も小学校以降はお友達との交流によって次の世界を広げ、自立心からパパやママに反発することが増えてくるので、子供の口答えに悩まされるなど扱いにくくなることもパパやママが自信をなくすきっかけになります。

子育てに自信喪失した人は誰に相談しているの?家族や身近な人が大多数

相談している家族

子育に自信がないという悩みは自分のプライドにも直結するため、他人にはなかなか相談がしにくく、家族や身近な親しい人に相談するというパパやママがほとんどであることは、厚生労働省の統計結果にも表れています。

核家族化が進んで実家や義両親と離れて暮らす若い夫婦世帯が多く、都市化が進んだことで地域社会とのお付き合いも希薄。そのため身近な場所で相談相手が得にくいことも、子育てに自信がないパパやママが増えている一因だと指摘されています。

4人に1人は子育てに自信が持てない不安を自分で考えて解決している

育児本やネットの情報から答えを探すという方法もありますが、悩みは一人一人違うので完全に解決はできません。統計では4人に1人は誰にも相談をせずに、子育ての悩みを抱え込んでしまうことが分かっています。

子育ての不安や悩みが解決されないと本格的な自信喪失に陥ってしまうので、何とか解決の糸口を探したいと考える人は多いのですが、相談相手が身近にいないパパやママの多くは、結局自分一人で考えて不安を解決することを選んでいます。

10人に一人は相談相手がいない!公的機関や先生への相談は1割前後

子育てに自信がないパパやママの10人に1人が、身近に相談する相手がいないと回答しています。実際に公的機関や先生に相談するパパやママの割合は1割前後と低調で、これも不安を解決できずに子育てに自信をなくす人を増やしていると指摘されています。

発達や健康のことなら保健所などの行政の専門家に、子供が通う幼稚園や保育園に関するトラブルであれば先生などに相談はできても、親として子育てに自信がないというプライベートな悩みはなかなか相談できるものではないのです。

子育てへの自信のなさを相談できる相手

子育てに自信がなくなり信頼して悩みを相談できる相手がいない、市区町村の保健師や子育て支援センターの職員に相談してみましょう。知識や対策、周囲の子育て状況の情報を得られるだけでなく、自分の子供を見て直接アドバイスをもらえるのでおすすめです。

若い世代が抱える子育て3大不安要素!日本だから自信がないのかも

子育て支援センターに通う夫婦

子育てに自信がない親が増加している要因には、他の国ではあまりみられない日本ならではの不安要素も関係しています。

日本は世界の中でも少子化が進んでいる国ですが、国同士を比較して調査すると日本の若いカップルは自分の国が子供を生み育てやすい国だと感じにくいという結果がでています。

経済的な不安|63.9%が金銭的にきちんと子育てできるか自信がない

日本の少子化問題は子育てをする若い世代の働きにくさ、社会的な生活のしにくさが影響を与えていますが、なかでも多くのパパやママが不安を感じているのは家族の経済的な問題です。

定職について給料をそれなりに受け取っていても、日本は物価が高く子供を育てるためにはそのぶん食費や光熱費がかかりますから、パパやママの金銭的負担は大きいもの。

大学にまで進学させることを考えると、成人するまでにかかる教育費用が捻出できないことに悩み、親として自信を喪失してしまいがちです

仕事との両立の困難さ|日本は子育てしやすい国と思えない

若い世代の親が経済面の次に子供の育てにくさの原因として挙げているのが仕事と子育ての両立、ワークライフバランスのとりにくさです。

日本では保育園の数が不足していて子供の預け先が確保できないケースが多く、職場の休暇制度等の整備も不十分とはいえないため、多くのパパやママは子供の預け先や職を失う不安にさらされています。

子供は母親が家庭で面倒を見るものという風潮は、まだまだ根強いもの。子育て中のママは仕事と子育ての両方の悩みを抱え込み、自信をなくしてしまいがちです。

きちんとした子供に育てる自信が持てない|社会全体の援助や理解にも不安

子育ての負担の大きさだけでなく、親としてきちんとした人間に育てることができないなど、自分自身に対する不安に悩む若いパパやママも多いです。子育てに奮闘する周りの親の姿や悩む様子を目の当たりすると確かに不安でしょう。

日本はヨーロッパなどに比べて社会全体の子育て援助や理解を得にくいため、若いパパやママはさまざまな壁にぶつかり、自分だけでは解決できない子育ての問題に挫折して、どんどん自信を喪失していきます。

現代の親が子育てへの自信をなくした原因!家庭や地域の子育て力の低下

公園で遊ぶ3人家族

昔以上に子育てに自信がないパパやママが増えている背景には、家庭や地域の子育て機能が低下していることがあります。

家庭や地域社会は子供が愛情をたっぷりと受け取り、他者とコミュニケーションをすることで人格を形成し、社会のルールを体得させていく役割を担っている大事な場所。

以前は大家族など大規模な地域コミュニティーで全体が協力しあって子育てをしてきましたが、核家族化など社会の変化によって子育ての助けが得にくくなったことで、若い世代は自信がないまま試行錯誤で子育てをするしかありません。

子育てに自信がない父親も増えている!パタニティ―ブルーに要注意

現代の子育てしにくさの悩みからもわかるように、家庭の経済面を担う男性の精神的負担は大きく、「パタニティ―ブルー」と称される男性版産前・産後うつ症状に悩まされるパパも増えています

男性の場合は出産に伴うホルモンバランスの変化があるわけではありませんが、年齢的には男性の更年期に差し掛かる人もいるのにママと違って目に見えるわかりやすい変化ではないぶん事態は深刻

男性は自分のメンタル変化を受け入れにくいので、知らず知らずのうちに重篤な状況に追い込まれてしまいがちです。子供だけでなく夫婦でパートナーの様子に気遣うことが大切です。

子育ては自信がある親の方がいいの?自信をなくしたからこその強みに気づこう

腕を組んで考える母親の後ろ姿

子育て中の親は自信がないとダメ!なんていう言葉をよく耳にしますが、何事もバランスが大切です。自信があった方が確かに子供は安定し親も楽しく子育てしやすいのですが、子供によっては過剰な親の自信が負担になることもあります

子育てに自信をなくした親はとにかく悩みますが、実は子供のことで真剣に悩めることこそが、子育てに自信をなくした親の強みとなるケースも少なからずあることを知っておきましょう。

孝行したい時分に親はなし!子育ては上手くいかなくて当たり前

子育てに自信がある人の中には怒ったり脅したり、子供が必要とする時に放ったらかしたりするなど、子供の気持ちに歩みよろうとせず自分が正しいと思うことを押し付けるばかりの人も多く存在します

こうした自信過剰の親に育てられた子供は情緒が不安定になるだけでなく、自主的に物事を考えて行えない子や相手に歩み寄れない子に育ってしまうことがあります。

子育てはただ自信があればいいと言うものではなく、「少し自信がないくらいでちょうどいい」という人もいることを知っておきましょう。

子育てが出産前のイメージ通りではないと感じる親はとても多く、それゆえに上手くいかずに自信を無くしてしまいますが、そもそも子育ての大変さが想像をはるかに超えているからこそ、「孝行したい時分に親はなし」なんていう親の苦労がずっと後になって分かるということを表したことわざがあるのです。

子育てに自信のない親の目の前には「歩み寄り」を学ぶチャンスが訪れている

子育てへの自信を失い気弱になってしまった親は必死に対策を探すため、子供の気持ちを考えて歩み寄ることの必要性に気づくチャンスが目の前に訪れています。

この歩み寄りこそ子供にぜひとも見て体験して学ばせたい、生きる上で重要なコニュニケーションスキルの一つ。つまり子育てに自信がないからこそ、生きるのに重要な「歩み寄りスキル」を親子で学べるチャンスに恵まれたのです。

上手くいかない状況に強くなろう!

生きていれば上手くいかないことや理不尽なことはとても多いのに、子育てに自信がない親の多くは失敗への免疫が乏しく、コンプレックスや不満を感じて受け入れられない傾向が強いです。自分と同じ苦しみを子供に与えたくなければ、子育てを通してまずは親が失敗や理不尽を「生きる上で当たり前のこと」と受け入れ、前向きに善処しようとする強さを身に着けるように親育てをしましょう

姑の子育てへの自信が悩みの種!潰されないために心の壁を作ろう

育児方針の違いで姑ともめる人は多く、もめ事を回避する方法を知りたい人も多いでしょう。けれど姑と自分が違う人間であることを認識し、姑の子育てによる悪影響を受けないように心に壁を作ったり距離を置いたりすることも、子育てへの自信を喪失しないために重要です。

子育ての方法に迷っているときに、お姑さんから自信満々で「昔は〇〇したもの」と押し付けられると余計に不安になり、自信をなくすきっかけになりやすいもの。

そんなときは「そうなんですね。勉強になりました」と答えつつ、「そういう考え方の人もいるのね。私の子育てへの考え方とは違うけど、十人十色で違って当然ね」と、前向きに変えてみてください。

この記事を書いたライター
羽根田るみこ

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!