授乳中の飲酒間隔/量と影響に関する記事

【授乳中の飲酒】何時間あければOK?赤ちゃんへの影響

【授乳中の飲酒】何時間あければOK?赤ちゃんへの影響

授乳中の飲酒が赤ちゃんに与える影響と、お酒を飲んでしまった場合の注意点について紹介します。

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授乳中の飲酒解禁はいつから?赤ちゃんへの悪影響と再開の注意点

赤ちゃんを無事に出産し終えて祝杯をあげたいのに、授乳中だから飲酒できずに禁酒を続行するママはとても多いです。けれど禁酒と分かっていても毎日の子育てはストレスが溜まるものですから、たまには一杯飲みたい時もあるでしょう。

「授乳中でもごく少量の飲酒なら問題はない」とも言われていますが、実はまだ授乳中のアルコール摂取についての詳しい関係は分かっていません。けれど授乳中の飲酒が赤ちゃんに悪影響を与えることは分かっています

そのため「一口くらいアルコールを飲んでも大丈夫」とは断言できないのです。赤ちゃんの身に何かあってから困る前に、授乳中の飲酒への注意点について知っておきましょう。

子育て4コマ漫画:授乳中の飲酒はNG?アルコールがもたらす影響とは

授乳中の飲酒とアルコールの影響についての子育て4コマ漫画

授乳中にアルコールを飲んでいる?再飲酒するママの割合は高い

妊娠中は母体の飲酒と喫煙が胎児に与える悪影響についてあちらこちらで注意喚起されますので、禁酒喫煙をするママの割合が高いのですが、赤ちゃんを産んだ後は母乳へのアルコールの影響を気にせず再飲酒をするママの割合が急激に増えてしまいます。

「東京都における妊婦および子育て中の母親の喫煙・飲酒の現状(平成18年3月)」という報告書を見ると、初産だったママは飲酒をしない傾向があり喫煙者に飲酒をする傾向があったのですが、飲酒するママの割合はなんと59.6%と、妊娠中に禁酒していたママの割合は68.9%ですので、産んだ後に再飲酒をするママの割合がグンと増えることがわかります。

この調査では子育て中のママが「胎児性アルコール症候群」という言葉を知っているかも尋ねていますが、39.3%のママしか母体や母乳のアルコールの害について知らず、妊娠および授乳中の飲酒の害への知識が普及していないことが浮き彫りになりました。

飲酒後の母乳が赤ちゃんに悪影響を及ぼす理由

母乳を飲む赤ちゃん

授乳中の飲酒でアルコールを摂取すると、ママの血液中のアルコール濃度が上がります。母乳は血液から作られるため、飲酒後すぐに授乳をするとアルコール濃度が高い母乳を赤ちゃんが飲むことになってしまいます。

飲酒30~1時間後のママの血液中のアルコールの濃度は非常に高く、そのうち90%~95%が母乳に検出されます。つまり1時間経ってもほとんどのアルコールが血液から母乳に移行し、ママが飲酒したアルコール量の平均2.0±0.2%が母乳に含まれてしまいます。

アルコールは肝臓で分解されますが、赤ちゃんは肝臓の働きが未熟なため、母乳中のアルコールを分解できません。そのため赤ちゃんがアルコールの含まれた母乳を飲んだ場合、赤ちゃんの体内にアルコールが残ってしまうのです。

授乳中のアルコールは恐ろしい!?飲酒による赤ちゃんとママへの悪影響

授乳中の飲酒はママの母乳育児に悪影響を及ぼします。しかもアルコールの赤ちゃんへの悪影響はお酒好きのパパやママが考える以上に恐ろしく、場合によっては赤ちゃんの人生を狂わせてしまうこともありますので、母乳育児や混合育児の場合はしっかりと飲酒の悪影響を確認しておきましょう。

飲酒後のアルコールを含んだ母乳の害!赤ちゃんへの悪影響

妊娠中にママがアルコールを摂取することで胎児が先天性の疾患を起こすことを「胎児性アルコール症候群」といいますが、授乳中もまた母乳を通して体内に入ったアルコールにより赤ちゃんの発達が阻害される恐れがあります。

アルコールが含まれた母乳を飲まされた赤ちゃんは、脳や身体に発達の遅れが生じて障害を引き起こす恐れがあります。具体的には、低身長や低体重、記憶障害、学習障害、赤ちゃんの睡眠時間が短くなるなどの悪影響を引き起こす可能性があるのです。

赤ちゃんへのアルコールの悪影響が強い妊娠中でも「缶ビール1本くらいなら大丈夫よ、私も妊娠中に飲んでいたわよ」と言う助産師や看護師、保健婦などがいます。

けれど現在、欧米で危険がないとされる妊娠中の飲酒量でもビール250ml程度。昔いわれていた缶ビール1本(350ml)という量より100mlも少なく、しかも日本人の場合は欧米人と比べて体格が小柄で体重も軽い人が多いので、この基準を適用して気軽にお酒を飲むのは危険です。

日本産婦人科学会関沢教授の「周産期講座」によると、以前と違い現在では少量でも胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)のリスクがあり、説明しても飲酒を続ける場合はアルコール依存症の可能性もあるため、専門家への紹介が必要とのこと。授乳中も安易な意見に流されて、飲酒後のアルコールが含まれた母乳を与えないように注意しましょう。

厚生労働省の授乳中の飲酒への見解は?

「妊娠及び授乳中の飲酒の安全性は避けるべきだ」と呼び掛けています

飲酒で母乳が出にくくなる!?授乳中のママへのアルコールの悪影響

母乳は「プロラクチン」と「プロラクチン」というホルモンの働きで作られていますが、アルコールを摂取することで「プロラクチン」の分泌量が抑えられてしまうため、授乳中に飲酒を繰り返しているといずれ母乳自体の分泌量が減ってしまいます。

また授乳中の母乳の分泌を促す働きがある「オキシトシン」の分泌もアルコールによって抑えられるので、赤ちゃんがおっぱいを吸っても母乳が出にくくなります。つまり母乳育児をしているママにとって、飲酒(=アルコール)は大敵なのです。

「アルコールを摂取することで、血流がよくなって母乳の出がよくなった」という話もありますが、授乳中の飲酒後の母乳にはアルコールが含まれていますので、いくら母乳の出がよくなっても赤ちゃんに飲ませることはできません。

授乳中の飲酒は厳禁?アルコールを飲む際の注意点

授乳中は飲酒禁止が原則ですが、どうしてもアルコールを飲まなければならない(または飲みたい)ときもあるでしょう。そのような場合は飲酒後の授乳の間隔やお酒の量に注意しましょう。

アルコールが抜けるのは何時間後?飲酒後の授乳の間隔

血中のアルコール濃度は飲酒後1時間でピークになり、さらに30分~1時間かけて半減、消失していくとされています。そのためアメリカの研究によると大量にアルコールを摂取したり、飲酒の習慣があり継続して飲酒していたりするケースを除けば、飲酒後の授乳は2時間後を目安に再開してよいとされています。

しかし、これもあくまでアメリカ人に対してであり、日本人に適用できる基準かどうかは分かりません。母体にアルコールが残っている限り母乳にアルコールが含まれてしまいますし、個人の体質によってもアルコールの耐性は違い、アルコールを分解できる速度も違います。

もし授乳中に飲酒してしまったら!?

少量の飲酒であれば飲酒後2~3時間後に与えてもよいという医師もいますが、できれば飲酒後の母乳は搾乳して破棄し、飲酒後丸一日は間隔をあけて二日酔いなどがなく、完全にアルコールが抜けたとママが確信できるような状態になってから授乳を再開しましょう

アルコールの適正量は?授乳中の飲酒の量

グラスでビールを飲む女性

時間をあければどれだけ飲酒してもよい、ということではありません。毎日大量のアルコールを摂取する場合は、赤ちゃんのために授乳をやめなければならないと言われています。

授乳中の適正飲酒量は、体重50kgの女性で1日に350mlのビール1缶、ワインならグラス1杯、日本酒なら2/3合が目安です。ただしこれはあくまで時々飲む場合の目安で、女性は男性に比べて代謝に時間がかかる、体脂肪が多く体内の水分量が少ないと血中アルコール濃度が高くなるなどアルコール耐性(分解能力)は人によって違いますので、全ての人に適性は量とは言いきれません。

また、酔った状態で赤ちゃんのお世話をすることにも注意が必要です。
2015年4月には、東京でママが飲酒後に赤ちゃんと入浴し、寝てしまっている間に赤ちゃんが浴槽で亡くなっていたという事故もありました。

久しぶりに飲酒する場合はアルコールに弱くなっていることもあるでしょう。授乳中に飲酒する場合は、体質や体調と相談しながら飲むようにしましょう。

授乳中はノンアルコールビールの飲酒にも気をつけよう

授乳中でもアルコール気分を味わえるノンアルコール飲料が手軽に入手できるようになりました。ただしノンアルコールといっても1%未満のアルコールが含まれているものもあるため、たくさん飲んで気付いたらへべれけに酔っ払っていた、ということも実際に起こっています。

ちなみにアサヒやサントリーのホームページでは、「オールフリー」「アルコール0.00%」と記載された商品は授乳中に飲んでも母乳へのアルコールの影響はないと記載されています。

またキリンとアサヒのホームページでは妊娠中や授乳中の母乳に含まれるアルコールの害を紹介すると共に、妊娠中及び授乳中は飲酒を控えるように推奨しています。

ノンアルコールと記されたお酒を飲む場合には原材料表示をしっかり確認し、心配な場合は医師に相談してから飲むようにしましょう

授乳スケジュールを考えて飲酒しよう

3~4時間間隔の授乳をしている間は、まだまだ赤ちゃんは母乳による栄養が不可欠な月齢です。飲酒した後、母乳のアルコールが抜けるまで搾乳して粉ミルクなどで代用するのも大変なので、まだ禁酒した方がよい時期でしょう。

夜間の卒乳ができている日中も離乳食がすすみ、1~2回授乳のタイミングを飛ばすことができるようになったなど授乳の間隔があくようになってから飲酒解禁を考えましょう。

授乳中のアルコール制限には周囲の協力が必須!目の前での飲酒は控えて

アルコールが好きの女性に限らず、女性が授乳中の飲酒を控えるためには女性本人の努力がもちろん必要ですが、それだけでなく周囲の理解や気遣いが非常に大切です。

妊娠・授乳中の女性のアルコール摂取に限らず、男女ともに何らかの病気で食事制限が必要な人であっても、目の前で甘いスイーツや高カロリー食を美味しそうに食べる姿を見せられたら、頭で制限が必要なことが分かっていても食べたくなるのが人情。

妊娠し、子供を出産して母親になったからといって「アルコールを飲みたくなくなる」というホルモンが出るわけではありません。中には赤ちゃんを守らなければと母性が過敏に働き「授乳中はアルコールに興味がなくなった」という女性もいるかもしれませんが、あまり生真面目で責任感が強い人は逆に産後うつや育児ノイローゼへの危険性が高いと言われています。

授乳中の妻を持つ男性は妻の目の前での飲酒を控え、もし妻が頻繁に飲酒をしたがるときは、母乳の出が良くなるハーブティーを入れてあげたり、妻が息抜きできる時間を作ってあげたりして、アルコール以外の楽しみでストレスを発散できるように支援してあげましょう。

授乳中は飲酒だけでなくカフェインにも注意!

授乳中はアルコール以外にも、カフェインや薬、エナジードリンク(栄養ドリンク)や煙草などにも注意が必要です。赤ちゃんを産んでからも食事に制限があるとストレスにもなりますが、アルコール同様に正しい知識を持つことが大切。

摂取量によっては産後のママの体にも悪影響を及ぼしますので、妊娠中に引き続きデカフェ等を取り入れるなどして、カフェインとも上手に付き合っていきましょう。

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