ラッチオンの正しいやり方に関する記事

ラッチオンで授乳が楽に!新生児への正しい母乳の飲ませ方

ラッチオンで授乳が楽に!新生児への正しい母乳の飲ませ方

ラッチオンとはどのような授乳の方法なのでしょう?新生児の母乳育児に四苦八苦しているママさんに知ってほしい、ラッチオンという考え方ややり方、上手くいっているのか音や痛みなどの観察項目、授乳のポジショニングなどについてご紹介します。

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ラッチオンとは?新生児への授乳がスムーズになる母乳の飲ませ方

ラッチオンとはどのような授乳方法かのイラスト

ラッチオン(latch on)とは、直訳すると「しっかりつかむ」「食いついて離れない」という意味で、赤ちゃんがママの乳首に吸いついた時、正しい位置でうまく乳首をくわえさせて授乳することを指します。

授乳はママと赤ちゃんの息を合わせることが大切ですが、ママにとって初めての母乳育児の場合、上手く吸わせられていないことが多いんです。

例えば、母乳は充分出ているのに授乳に時間がかかったり、授乳時間も回数も目安通りにしているのに赤ちゃんの機嫌がいつも悪かったり、赤ちゃんが授乳の最中に寝てしまうため授乳回数が増えたり、あるいはママの乳首が痛くなり出血したりただれたりしてしまうといった新生児ママの授乳のお悩みの多くは、ラッチオンで解決することが多いです。

赤ちゃんが吸おうとした時にママが乳首をうまくくわえさせてあげるラッチオンが成功すると、母乳が中心からゴーッと吸い出されるようなスッキリ感があり、赤ちゃんが母乳をしっかり飲んでくれていると実感することができます。

ラッチオンには練習が必要!上手くできない乳首の形にはニップルで対応

指しゃぶりをしている赤ちゃん

ラッチオンの考え方を理解して取り組んでも、出産直後から完璧に授乳できるわけではありません。ママも赤ちゃんも初めてのおっぱいですので、特に新生児の頃はうまくいかないことも多いです。

それでもあきらめずに練習することで、そのうちお互いのタイミングがぴったり合うラッチオンを体験することができるようになります。
ただし中にはママのおっぱいの形や形状が原因で、ラッチオンが上手くいかないケースも…。

”乳房が小さい、陥没乳首、扁平乳頭(乳輪と乳首がほぼ平面)、乳首が短い、伸びにくいなど、ママのおっぱいの形や状態によっては、ラッチオンがなかなかうまくいかないケースもあります。”
引用先:

ラッチオンが困難な陥没乳頭などで授乳する場合、一般的には入院中に母乳指導で乳頭保護器(ニップルシールド)を使うように指導されます。痛みがある場合は保護もしてくれますので、必要に応じて取り入れましょう。

ラッチオンの正しいやり方!押さえておきたいコツと3つの手順

ラッチオンを正しく行うためには、次の3つのコツを押さえたやり方で行うことが大切です。初めは難しく感じますが、親子共に楽になりますので根気よく続けましょう。

1赤ちゃんをママの身体に引き寄せる!乳首を加えやすい

授乳する時、赤ちゃんをママの身体に引き寄せましょう。ママと赤ちゃんのおへそが向かい合うように抱っこすると、お互いの体がぴったり密着し、正しい授乳姿勢を取りやすくなります。

この時、首だけをおっぱいに向けている状態だと赤ちゃんも吸いづらく、うまくラッチオンできません。赤ちゃんの身体と首が同じ方向を向いているかも要チェックです。

赤ちゃんと密着する姿勢をとるにはソファーの背もたれがおすすめ

ソファー

授乳時にどうしても前かがみになってしまったり、体に余計な力がかかってしまったりするママは、ソファーや壁などに背中をくっつけて授乳してみましょう。身体の緊張が抜けて、赤ちゃんと密着しやすくなります。

2乳首を赤ちゃんの舌の上に乗せる!母乳を絞り出しやすい

おっぱいをくわえさせる時は、赤ちゃんの舌の上に乳首を乗せるように含ませます。この時乳頭だけを口に入れるのではなく、舌の奥の方にぐっと入るような感じです。

おっぱいの下の方を上に持ちあげて赤ちゃんの口に垂直に入れると、赤ちゃんの舌の上に深く乳首を加えやすくなります。こうすることでママの乳首と赤ちゃんの舌がぴったりと密着し、上手におっぱいを吸いやすくなるのです。

硬いおっぱいだとラッチオンでも痛い!まずはおっぱいマッサージ

赤ちゃんが乳首に吸いついた時に痛みを感じる場合、くわえさせ方が浅すぎたり、歪んだりしていてラッチオンが上手くいっていない可能性がありますが、出産後間もなくて硬いおっぱいの場合は、上手にラッチオンさせても痛いことがあります。

おっぱいが硬くて痛みを感じる場合は、おっぱいマッサージや搾乳をして乳首を柔らかくしてから、再度赤ちゃんにしっかりと深く加えさせてください。

3乳輪までしっかりくわえさせる

おっぱいを吸う時は、乳首を舌の上に乗せるとともに、乳輪までしっかりくわえさせましょう。乳輪は下唇の方を特にしっかり含ませ、赤ちゃんが唇をすぼめて吸い付くのではなく、唇がアヒルのように外側に開くようにしっかりと加えさせてください。

また赤ちゃんのお腹やアゴもママに密着させましょう。ただし、その際に赤ちゃんの鼻が潰れないように注意してください。

しっかりラッチオンさせるには、赤ちゃんをおっぱいに近づけて、口を大きく開けたタイミングで素早くくわえさせるとうまくいきます。

乳腺で作られた母乳は、乳輪のあたりで一時的に溜まっています。おっぱいをしっかりくわえることができると、乳輪部分の奥から手前に圧力をかけ、溜まった母乳を押し出すことができます。おっぱいをしっかりくわえることで、おっぱいをたくさん飲めて赤ちゃんも満足できるのです。

上手くラッチオンできている?6つの観察項目

ラッチオンが上手くいくと、パズルのピースがぴったりはまるような、それまでにない一体感が得られます。
ラッチオンが上手くいったときの、赤ちゃんやママの様子についてまとめました。

1赤ちゃんがアヒル口になっている

赤ちゃんとママのタイミングがぴったり合った時、赤ちゃんの口がアヒル口になっています。口がおっぱいの形に合わせて湾曲し、アヒルのくちばしのようになれば、おっぱいをしっかりくわえることができた証拠です。

2ゴクゴクおっぱいを飲む音が聞こえる

母乳を飲んでいる赤ちゃん

ラッチオンが上手くいくと、赤ちゃんがおっぱいをゴクゴク飲む音が聞こえます。正しいポジションでおっぱいをくわえたことで、母乳がたくさん吸えるようになったためです。

「今までチュパチュパ吸っていたのが、慣れてきたらゴクゴク音を立てて吸うようになった」と話す先輩ママも多いので、上手くラッチオンできているか心配な時は、赤ちゃんがおっぱいを飲む時の音を観察してみましょう。

3ママと赤ちゃんの身体が密着している

授乳時にママと赤ちゃんの体が密着していると、ラッチオンの感覚を感じやすくなります。身体が離れてしまうと、おっぱいのくわえ方が浅くなりがちです。

正しい位置でしっかりくわえさせるためには、抱っこの仕方を工夫してお腹やアゴがママの体に密着するよう気をつけましょう。

4赤ちゃんの舌が乳首を包むように筒状になっている

赤ちゃんがおっぱいをしっかりくわえている時、舌の形が乳首を包むように筒状になります。舌と乳首が密着していれば母乳を吸いやすい状態となり、ラッチオンが上手くいっている証拠と言えます。

5赤ちゃんの下あごがおっぱいにくっついている

赤ちゃんのイラスト

ラッチオンが上手くいくと、赤ちゃんの下あごがおっぱいにくっついた状態となります。下あごが浮いた状態では乳管が曲がっているので、母乳をたくさん吸うことができません。

下あごがおっぱいにくっついていると乳管がまっすぐになり、たくさん母乳を吸うことができるので、上手くいっていない場合は体制を変えてあげましょう。

6赤ちゃんが乳首をくわえた時や授乳の時に痛みがない

乳首が硬い授乳初期を除き、一般的にはラッチオンが上手くいくと乳首や胸の痛みを感じません。ラッチオンが上手くいかず、お乳のくわえ方が浅くなると、乳首は固い硬口蓋部分に当たることになります。

赤ちゃんが吸おうとするたびに乳首が擦れて、乳首の痛みや変形を起こすことがあります。ラッチオンが成功すると、乳首は柔らかい軟口蓋の部分に当たるので、痛みを感じにくいのです。

また、ラッチオンによりしっかりおっぱいを吸うようになると、授乳後は、胸が軽くなったような感じがします。吸い残しが少なくなるので、胸のハリによる痛みも軽減されます。

ラッチオン失敗!上手くいかない母乳の飲ませ方の特徴4つ

しばらく授乳を続けてもラッチオンがうまくいかない場合、間違った授乳の仕方をしている可能性があります。間違った授乳の特徴を4つご紹介しますので、自分の飲ませ方を再度確認してみましょう。

1赤ちゃんが吸いやすいよう前かがみの姿勢になっている

赤ちゃんがおっぱいを吸いやすいようにと必死になりすぎて、前かがみの姿勢になっている場合があります。しかし、これは、ママや赤ちゃんに悪影響を及ぼす間違った授乳方法です。

授乳のたびに前かがみをしていては、ママの体に大きな負担がかかってしまいます。無理な体勢は、身体のコリを引き起こし、乳腺周りのリンパの流れや血流が滞りがちとなります。その結果、母乳を作るために必要な血液が不足して、母乳の出を悪くしてしまうのです。

また、前かがみの姿勢では、おっぱいが赤ちゃんの口にフィットしません。赤ちゃんが満足に吸えないため頻回授乳となったり、吸い残した母乳により乳腺炎を起こしたりする恐れがあります。しっかり飲んでもらおうと前かがみになりがちですが、かえって逆効果なのです。

2授乳すると胸や乳首が痛い

赤ちゃんに授乳をしているお母さんのイラスト

おっぱいマッサージをして柔らかくしても授乳時に乳首が痛いと感じるのは、授乳方法が間違っている時に起こりやすいトラブルです。

赤ちゃんが母乳を吸う時、乳首だけを吸っていると思っていませんか?実は赤ちゃんは、乳輪のあたりに溜まっている母乳を、口全体で押し出して母乳を吸っています。

その時に、乳首のあたりを伸ばしてくわえているだけで、乳首を吸って母乳を出しているわけではないのです。

おっぱいのくわえ方が浅いと、赤ちゃんがしっかり吸いつくことができないまま無理に母乳を押し出そうとします。そのため、胸や乳首に無理な力がかかり、痛みを感じる原因となってしまうのです。

3乳首を吸う際にチュッチュと音がする

赤ちゃんのおっぱいのくわえ方が悪いと、吸うときにチュッチュと音がすることがありますが、これでは上手にラッチオンすることができません。

赤ちゃんがおっぱいを深くくわえている状態が授乳の正しいポジションで、口とおっぱいがすき間なくくっついています。周りのすき間から空気が入らないので、指を吸っている時のようなチュッチュという音は聞こえないのです。

4授乳時間が長く母乳不足を心配している

赤ちゃんがいつまでも母乳に吸いついているからと授乳時間を長くすると、ママの乳首が傷ついてしまい、しまいには母乳育児をお休みしなければならなくなります。

授乳時間は、両方のおっぱいを合わせて10分から20分以内が理想。正しいポジションで吸わせていれば、赤ちゃんが必要な母乳を吸うのに十分な時間です。

新生児の母乳は、無理やり飲まそうとする前に、正しい授乳姿勢かどうか、再度確認してみることをおすすめします。

ポジショニングでラッチオンが成功しやすくなる!4つの授乳姿勢

ラッチオンを成功させるには、ママと赤ちゃんが授乳しやすい姿勢を取ることが大切。授乳姿勢が悪いと腰痛の原因にもなりますので、正しい授乳姿勢や便利なグッズを利用してあなたの授乳しやすい姿勢を探してみましょう

横抱き

横抱きは、一番スタンダードな授乳姿勢で、赤ちゃんを横に寝かせた姿勢で抱っこして授乳します。前かがみになりやすいので、背中が丸まらないよう意識して授乳しましょう。授乳クッションを利用して、無理のない姿勢を取ることをおすすめします。

縦抱き

新生児を縦抱きにする安全な方法を確認してラッチオンしましょう。赤ちゃんを縦抱っこしてママの足にまたがらせ、おっぱいと赤ちゃんが正面から向き合う形で行います。

体が密着しやすいのですが、赤ちゃんの頭と身体を支える必要があります。月齢の低い赤ちゃんに適した授乳方法です。

フットボール抱き

フットボール

フットボール抱きとは、赤ちゃんを授乳するおっぱい側の脇に抱えて抱っこする方法です。授乳クッションの上に赤ちゃんを乗せ、高さ調節するとうまくいきます。他の授乳方法で吸い残しがあり、胸の張りが気になる時は、ぜひ試してみてください。

交差横抱き

横抱きに似ていますが、吸わせる方のおっぱいと、反対側の手で赤ちゃんの体を支える授乳方法です。支える手を変えると、赤ちゃんの吸う向きも少し変わります。すべての乳管からまんべんなくお乳を吸わせることができ、乳腺炎の予防にもつながりますので色々試してみましょう。

さくさんの子育て漫画:ラッチオンするコツは?できた時の一体感が爽快!

ラッチオンの子育て漫画

さくさんの4コマ漫画、未体験のママにとってはかなりオーバーに見えるかもしれませんが、鈍い筆者でもラッチオンできた時は「きたー!これこれ!」とゴーッと吸い取られる感覚に驚きました。

授乳の痛みがあると「赤ちゃんの吸う力が強いから」「男の子だから仕方ない」などと周囲から言われることもありますが、きちんとラッチオンできていれば本当に痛くありません。
授乳の度に乳首が痛むママは、ラッチオンできているかどうかをぜひチェックしてみましょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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