赤ちゃんの動物園デビューに関する記事

赤ちゃんの動物園デビューへの注意~ふれあいはいつから?

赤ちゃんの動物園デビューへの注意~ふれあいはいつから?

動物園には子供の心の発達を促す力や日々子育てに追われているパパやママの疲れた心の癒す効果がありますが、赤ちゃんを動物園に連れだすとなると気になるのが感染症。赤ちゃんの動物園デビューはいつからが最適なのでしょう?

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赤ちゃんの動物園デビューはいつから?出掛ける際の5つの注意点

動物園の顔ハメ看板

赤ちゃんの首が座り徐々に外出に慣れてくると、休日を利用して家族で動物園などに出掛けたくなるママやママもいるでしょう。けれど動物を見て驚いたり喜んだりする赤ちゃんの姿を見たい反面、気になるのは動物由来感染症です。

こちらでは赤ちゃんを動物園デビューさせる際に知っておきたいデビューやふれあいの時期赤ちゃんと動物との関係、赤ちゃんを動物園に連れて行く際の注意点、デビューに欠かせない持ち物についてご紹介します。

どうすれば赤ちゃんと安心して動物園に行けるのかを知り、家族みんなで動物園を楽しみましょう。

赤ちゃんの動物園デビューはいつから?

バギーに乗った赤ちゃん

赤ちゃんの動物園デビューは体つきがしっかりし、お座りができるようになる生後6ヶ月以降がおすすめです。

生後6ヶ月の赤ちゃんの特徴

  • 人の顔が分かり、人見知りが始まる
  • 視力は0.04~0.08
  • 快不快に加えて、怒り・嫌悪・恐れ・愛情・得意の感情が発達
  • 手や指の動きが活発になる
  • 体つきがふっくらし、お座りができるようになる子もいる
  • 認知機能、探究機能が発達してくる時期
  • 生活リズムが整い、昼夜の区別がはっきりしてくる など
大人と赤ちゃんの見え方を比較するパンダ家族のイメージ

ただし動物が遠くに展示されている動物園に連れていっても、赤ちゃんにはピンボケした動物しか見えないでしょう。

PL法と呼ばれる白黒の模様を注視させる検査を行うと、生後6ヶ月の赤ちゃんの視力は0.04~0.08。満1歳で0.1~0.2、2歳で0.5~0.6です。ちなみに学生の場合は視力0.7未満だと黒板が見えにくく、メガネが必要と言われています。

大人と同じランドルト環の検査ができる3歳になると、1.0まで見える子の割合が67%、4歳で71%、5歳で83%、6歳で1.0~1.2まで視力が上がります。(注1、2)

また気になる動物由来感染症についてですが、残念ながらママのお腹の中でもらっていた免疫は生後3~4ヶ月ほどで減ってきます。赤ちゃん自身も徐々に免疫を作るようになりますが、6歳頃までは大人と同じレベルになりません。
けれど母乳にはママの免疫が含まれているため、母乳育児は呼吸管及び消化器の感染症予防になると考えられています。(注3)

赤ちゃんを動物園に連れて行っても動物ふれあいコーナー以外では人間と動物が直接触れることはありませんし、飼育員さん達による動物の健康管理が徹底されているため、厚生労働省も「動物由来感染症になることは少ない」との見解を示しています。(注4)

低月齢での遠方への外出は赤ちゃんにとってとても疲れること。またインフルエンザ等が流行する時期の外出で感染してしまうと、赤ちゃんは重症化しやすいので注意が必要ですが、赤ちゃんにとって無理なく外出できる状況であれば0歳児の動物園デビューをやみくもに心配する必要はありません

赤ちゃんと動物とのふれあいはいつから?

中型犬に寄り添われる赤ちゃん

妊娠前よりペットを飼っている家庭もあり、赤ちゃんと動物園の動物とのふれあいを気軽に行いたい方もいるでしょうが、動物園での動物とのふれあいはお約束が守れるようになる3歳以降がおすすめです。

動物由来感染症は病原体に感染した糞尿が乾燥して空気中に漂うことで空気感染しますし、濃厚な接触やふれあい後の手洗いをしないことによって感染しやすくなります。また一度発症すると免疫力の低い赤ちゃんや小さな子供は重症化しやすいので軽視できません!

動物とのふれあいは赤ちゃんの心を豊かにする情操教育という面でも非常に良いことなのですが、ふれあいコーナーによってはフンが落ちている場所を歩いてふれあうこともあり、転んで糞を触ってしまうこともあります。

また動物を触った後は、手を口に入れたり目や鼻を擦ったりする前に洗って清潔にしなければなりませんが、赤ちゃんにお約束は通じませんので手を洗う前に指しゃぶりをしてしまう可能性もあります。初めての動物に興奮して大声で泣いたり、奇声を上げたり、飛びついてしまうことも。

厚生労働省のガイドラインにも「場合によっては5歳以下の乳幼児は、動物園での動物とのふれあいを避けた方がよい。保護者の十分な注意が必要。手洗いも保護者が手助けする。」と記されていますので、もし動物園でふれあいをさせる場合は十分に注意しましょう。(注5)

動物園でアレルギー発症を抑制できる?

マスクをした犬の画像

先進国ではアレルギー疾患が増加しているため、マスコミでは数年前から衛生仮説について取り上げて報道しています。そのため赤ちゃんや幼児を動物園に連れて行くことで、アレルギーになりにくい体質になると考えているパパやママもいるでしょう。

衛生仮説とは?

乳幼児期に非衛生的な環境で細菌やウイルスに感染することで、アレルギー疾患の発症率が低下するという説のことです。

ところがこの衛生仮説は矛盾点が指摘されているため、厚生労働省は海外の情報である衛生仮説に慎重な見方を示しています。

国内で行われた調査で、兄弟数が多いため感染症にかかりやすいはずの子供の方が、なんとアトピー性皮膚炎の発症率が高いという結果になったのです。

つまり細菌やウイルスへの感染がアトピー性皮膚炎発症を促進する可能性があるという、衛生仮説と真逆の結果が出ているのです。安易に衛生仮説を信用することは控えましょう。(注6、7)

赤ちゃん連れの動物園!5つの注意点

フラミンゴの画像

動物園で動物を見て鳴き声を聴いたり動物の匂いを嗅いたりすることは赤ちゃんの五感、つまり脳の発育によい刺激となります。

ただし、賢い頭脳も健康な体と心があってものですので、赤ちゃん連れで動物園に遊びに行く場合は次の様な点に気をつけましょう。

季節、気温への配慮

赤ちゃんはまだまだ免疫力や体の機能が未熟です。そのため体温調節や皮膚や粘膜のバリアがうまくできません。そのため夏は熱中症、冬は感染症への配慮が必要です。

行楽シーズンなど混雑する時期はできるだけ避け、出掛ける際は人が比較的少ない平日の暖かい日を選ぶとよいでしょう。

園内の設備の事前確認

授乳室やおむつ替えシートは完備されているか、ホームページ等で事前にチェックしておきましょう。

もしも設備が整っていない場合でも、例えばケープを持って行って授乳したり、バスタオルやおむつ替えシートを持参したりといった準備をしておけるので、当日のママやパパの負担が軽減できてストレスなく楽しめます。

赤ちゃんの生活パターンに合わせる

眠っている乳児の足元で寝ている小型犬の画像

生後6ヶ月を過ぎると赤ちゃんの睡眠パターンもだいぶ決まってきますので、赤ちゃんの普段の生活パターンに合わせたスケジュールを組むようにしましょう。

また動物園は普段と違う環境ですので、どんなに楽しくても赤ちゃんが疲れて免疫力が低下し、体調を崩しやすくなってしまいます。動物園から帰宅した後も赤ちゃんの観察を怠らず、体調を崩していないか、機嫌はよいかなどを見落とさないようにしましょう。

衛生面

赤ちゃんは何でも口にいれたり手を舐めたりします。動物園では必ず手洗いや手指消毒を心掛けましょう。特に動物へのふれあい体験をした場合は除菌シートだけで済まさずに、液体せっけんを使い流水でしっかりと流すようにしましょう。

また離乳食がスタートしている場合、季節によっては市販のベビーフードを利用するなどして食中毒を防ぎましょう。

体調管理

赤ちゃんの体温調節をサポートできるように、羽織ものや着替え、日差し対策ができるアイテムを準備するようにしましょう。外の風にあたっていると思いのほか疲れやすいものです。休息をとりながら赤ちゃんの様子をしっかりと観察し、普段と違う点がある場合は短い時間で切り上げて帰る潔さも必要です。

赤ちゃんの動物園デビューに欠かせない持ち物

カメラや保湿剤の画像

真夏の紫外線対策は意識しているママが多いのですが、意外と見落とされがちなのが春や秋の紫外線対策。紫外線は1年中降り注いでいますので、どんな時期のお出かけでも紫外線対策はお忘れないように。

赤ちゃんの皮膚は非常に薄いため、外からの刺激に弱くダメージを受けやすいです。水分保持機能も未熟ですので、紫外線対策とともに保湿対策をおすすめします。

動物園デビューに欠かせない持ち物

  • バギー
  • 日差し対策ができるアイテム
  • 授乳ケープ
  • 除菌シートや消毒ジェル
  • レジャーシート
  • 着替え
  • ガーゼやタオル
  • おむつ
  • 日焼け止め
  • 保湿剤
  • カメラやビデオ など

また動物園デビューは人生で1度しかないイベントですので、写真やビデオなどでその時にしか見られない姿を収めておくとよいでしょう。おすすめは遠近法。大きいハズの動物より赤ちゃんの方が多きく撮れるため、赤ちゃんと動物の面白い写真が撮れます。余裕のあるパパやママは試してみてください。

参考文献

  • 注1:
  • 注2:
  • 注3:
  • 注4:
  • 注5:
  • 注6:
  • 注7:
この記事を書いたライター
鞠谷蘭子

鞠谷蘭子

子供が先天性の心疾患と発達障害を持つ1児の母です。看護師経験を活かして、ママに分かりやすく情報をお伝えします。

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